オトメゴコロ

6歳児なりたての長女は、見た目ものすごく大きいし

顔つきも大人っぽいほう、というか

生まれた時から値引きしてーと言ってそうな

出来上がった顔立ちなので

しっかりしてると言われるのですが

大変、打たれ弱い


そこ?!というとこで

ううううう、、となって

涙ポロポロ、そして、うえーーーん!と

号泣はしょっちゅう。


弟だけ勉強(教室でもらったプリント)してズルい!

と部屋の隅ですすり泣いたり

幼稚園で出し物の練習中、

隣の席の男の子に、間違いを指摘された!

うえーーん!とか

ドッチボールを初めてやったんだけど

ボールが回ってこなくて触らなかった!

ギリ泣くの我慢した!とか。


やってみたい!を達成できなかった時

というのが、年中までの泣き所だった気がする。


ところが最近、もうちょっと複雑な要因でも泣くようになり、

アァ、成長、とも思うものの

ややこしくなってきたな、とも思う次第。


しかも、原因をのみこんで言わないことも出てきた。

ややこしや。


そんな今日、通ってる体操教室の振替をしようと

携帯を見てたら

「何やってるの?ふりかえてるの?」

と、娘。

「そうだよ。」と答えるや否や


「やだ!……やだーー!」

うわーーーん!と泣き出した。

え!なに?え?!と聞くと

涙で何喋ってるかわからないながらも

「バカにされたの!!!うわーーん!」と。

バカにされたという言葉を知ってたのもびっくりしたけど、

そんなことを言うようになったのにもびっくり。

「何があったのよ?」と聞いたら


「お、お、男の子が、な、な、なまえを

   なまえをーーー!泣」


「なまえを?」


「『○ぶ』(苗字のうちの2文字)だってー!て、て!」と。


どうも、振替たいつもと違う時間帯のクラスを取った際

そこで初めて会った男の子(幼稚園児)が

娘の名前を見て

珍しくて反応したらしい。


我々の苗字は大変変わってて

私も最初、ダンナと友達になった時

名前にびっくりして聞き返したくらい

なんともインパクトのある名前で。


子供が女子とわかった時

苗字の破壊力がすごいから

なんとか、下の名前は可愛らしく呼びやすく

そっちで呼んでもらえるようにしないと

本人がなんやかんや言うかしらと

そこまで危惧して付けた経緯があり。


うわー、きたかー!もう来たか!

となりました。。


「わたし、この名前いやだ!

   なふだ、付けたくない!

   みんなが笑うから!うわーーん!」


最近、可愛い女子像に憧れ出し

アタシ、かしゅになるー!

とか言ってる人には

「ぶ」という響きが許せないらしい…。


幼稚園でも、仲良い男の子が

野菜みたい!と、思ったままの感想を述べたら

それも嫌だったと。


いや、でもなー

小学校からは、みんな苗字で呼び合うし

たぶん、あだ名は苗字でつくから

呼びやすいな、てことで、みんな楽しく

呼ぶようになると思うよ。

でも、悪気はないんだよ。

仲良くなりたいなーて思ってるだけだから。


と、説明するも

乙女の心には「ぶ」許されじ、のみ。


まあ、小学校はラッキーなことに女子校になったので

心底、ほんと、心底安堵しました…。


男子は面白い響きな上に、野菜みたい

てことで、脊髄反応レベルで

絶対、名前に関してはからかうであろうことはわかっていて

それを、はははー、と流せるようになるには

まあ、もう少し、人生経験レベルが必要とされそうなので…。

女子も多少あるけど

少しマイルドかな、という、印象…。


そのうち、何とも思わなくなるんだろうけど

まだ、エリザベス、みたいな名前に憧れてる人には

現実は厳しすぎたらしい…。


いいじゃん、君は。

結婚したら名前変わるではないの。

(変えたくなければその頃には変えなくて良くなってるとは思うけど)

私、意図せず(意図せず?)破壊力のある名前になっちゃった上に

下の名前も家政婦並みに地味なんだぜ。


とも思ったけど、これはもう少し大きくなったらお伝えしよう…。


ご先祖様よ、インパクト重視チョイスで祖先が泣いております…。


しかし、こんなに思いつめて初めて泣いたのだけど

その原因が、名前とは。はー。

先は長いな!