何をやっているんだか…。

実は受験をやっとりました。
下の人の。
やらなくてもいいか、とか、
普通はやらないよな、とか、
その覚悟はあるのか、とか、
数々の自問自答はあったんだけれど
今行ってる幼稚園の男子は
ほとんどやる環境で
自ずと情報は集まってくるし
私立の見学に行くと
環境も整っているし、先生も熱心。

やってみるか、と重い腰をあげました。

かくいう私も、小学校受験経験者。
あまり覚えてないけど
その勉強自体は、ほぼクイズみたいなもので
嫌じゃなかったけど
失敗するわけにいかない、という
圧が凄かったな、という思い出。

結果は、私には合っていたのでしょう。
うまくいきました。

おかげで、良い友人や先生に恵まれ
つどつどの受験ストレスなく
すくすくと大人への階段を登ってしまった。

それが良かったのか、どうなのか。
ずっと考えてきたけど
友達に本当に恵まれてるのと
趣味にどっぷり若い頃に浸れたのは
ありがたかったな、と。

その趣味が、結果、仕事にもつながるわけで。

人間を見る目も鍛えられたしな、と。

そんなことで、息子と二人三脚やるか、となったのですが
息子、早生まれだし、めっちゃ幼い。

正直、お教室を選ぶも何も、
本人が嫌がらずに入ってくれるところ
という選択肢しかなった。

だんだんと慣れて
思いの外、クイズみたいな問題も嫌いじゃないようで
準備は想像してたより
順調にきてました。

周囲の反応も
大丈夫じゃない?
といった感じ。

お受験経験がっつりある、
母や叔母も
「これだけ出来てれば、全然大丈夫よ」
て感じ。

幼稚園のお母さん友達も
おさがりやら問題集やらくれて
頑張ってね!たぶん大丈夫だよ!
て感じ。

コロナでこもっている時も
やるしかないので、粛々とペーパーをこなし
随分、できるようになったなあ
と、近頃は少し関心してました。

ところが
親の面談数日前から
娘がなんと風邪を引き出す。
きっかけは、その前の日から目にできてたものもらい。
おばばが、私が見てないところで
大人用の目薬一本、さしきっちゃって
それで喉を痛め
そこから、おかしくなってしまった。

そして、多分それは溶連菌で
息子にうつすわけにならんので
間に入ってたダンナも
ガッツリもらう。

本命の面談で
ラリるくらい薬飲んで挑んだけど
横で聞いてる私ですら
え?!何言ってんの?!
となるくらいの仕上がりで
あーこれはどうなんだろ、となってる頃から
私も薄く風邪をもらう。
さらに息子も。

もうグダグダ。

で、結局
ダメだったんすよね。

ことごとく。

ここは大丈夫でしょーと勝手に思ってたところも。

で、落ち込むんだけど
これが難しい。

子供に見られるわけにいかないし
体調不良だったダンナを責めるのも酷だし
風邪ひくきっかけ作っちゃったおばばに弱音を吐くと、自分のせい、と、オロオロしちゃう。
幼稚園のお母さんたちは
当然、大丈夫だったのか心配してて
多分大丈夫と思われてて
ダメだったんだよーあはは
なんつってみたものの
固まられる。

気を遣わせちゃうから
余計、いやいや、仕方ないよね
ご縁なかったわーはははー
てやるんだけど
自分に突き刺さるという。

お教室の先生も
絶句しちゃって
大丈夫と思ってたんで、まさかで
とか言われて
あーははは、仕方ないですよね
なんて言いつつ
自分に突き刺さるという。

毎日、参った、と、卵焼き作りながら
涙目です。

でもさ、息子、成長したんだよ。
と、自分に言い聞かせる。

そして、チラリと本人を見ると、
まっったく、気にしてない。

携帯で動画見るー!
て、転がっている。

うむ。

色々、私の算段が誤っていたのであった。

と、また、卵焼きに向き直るのでした。


世間的に、小学校の受験なんて
なんでやるの?!
て、言われるやつなのも
重々承知なので
大きな声でも、弱音を吐けない。

でもさ
高齢出産でさ
子供の勉強にガッツリ向き合えるの
ここまでだなーて、思ったんだよね。

都内にいると、中高一貫校だらけだけど
中学受験は、本当に親子共々無理そうだし
高校受験は、本人次第かもしれないけど、しかし、のびのび過ごしてる姉を尻目に
どうなるのか、と思ったり。

しかし、なるようにしかならんし
あとは、本人がいかに成長していくか
見守るばかり。

一年ちょい
がんばったなーわたしと息子。
最後は明け方まで、願書書いてさー。

いつか何かの役に立つ
て、言われたけど
なんの役に立つんだべか。

はー、子育てって
悲喜交々。