犬と水上温泉。

なんとなく、毎年、ダンナの実家とダンナの弟夫婦とで
旅行へ行くのが恒例化してまして
今年も、犬連れで水上温泉へ行ってきました。

暑かった。
とにかく、暑かった。

でも、温泉入れたし
ダラダラ出来たし
休みっぽい休みで良かったです。

今回泊まったのは犬もOKな温泉宿。

看板犬が大型犬だけあって
宿泊犬も、大型犬だらけ。

小型犬に威張り散らす輩がおりますので
ひじょーにありがたい。

(基本、自分よりでかい犬は見なかったことにする)

犬用の温泉というのも玄関にあったものの
いかんせん、やたら暑くて
犬も温泉どころじゃねーぜ、って感じでした。


部屋は、ふつーの温泉旅館、それもかなり古めですが
犬が何しても構いません、というスタンスは
なんか、群馬っぽくて素敵(偏見)だった。

布団にのってもOK。
万が一、粗相したら、とりあえず言ってねくらいのもん。


犬には天国。


ただ、チェックインした時

「今、節電中なので、夜12時で
 クーラーの電源、落とさせてもらってるんで。
 ご了承下さい。」

と言われ
それに、暑さにめっぽう弱いダンナが吠える。吠えまくる。

なんで、夜なのに節電なんだ、と。
なんで、土日なのに節電なんだ、と。
なんで、客として避暑に来てるのに節電なんだ、と。

ま、その通りなんですがね。

それでも夜には20度くらいになりますから
いい風入りますし、となだめられて退散。

しかし、問題の夜、どうも涼しくならない。

日中も32、3度あったし
本当に10度も下がるんかなあと、思っちゃいたんですが。

それでなのか、12時過ぎてもクーラー付いてたので
そのまま寝たんですね。

ところが、夜中の2時ころ
電源が落ちたらしいのです。

ジトーと暑くなってきて
やばい、これはやばい、と思っていた矢先
どこからともなく

アオーーン、という犬の声。

それも大型犬のでっかい声。

たぶん、昼間見かけたハスキーの声。

アオアオアオーン。

鳴きます。しつこく鳴きます。

と、それにつられた宿泊犬たちが
一斉にワンワン吠えだしたのです。

夜中の2時ですよ。

我が家のマルコはどこ吹く風だったんですが。

まあ、大合唱ですよ。

あっちーぞ、このやろう。
エアコン付けろよ、このやろう。と。
ワンワンワンワン。

で、根負けした宿が、
ついにエアコンの電源入れ直したっていう。

人間が吠えるより、犬が吠えた方が効果ありっていう。

やるなあ、ハスキー。
そりゃ、暑いわなあ、あんだけ毛着てたら。

とにもかくにも、犬に助けられた夜でありました。


水上は、特に何があるっていう訳でもなく
犬が居る手前、素敵な店に入るっていう訳にもいかず
近所をブラブラしただけなんですが
利根川が流れていて
そこがダムの水を放流していて
非常に気分が良かったです。

ダムの水、すっごい冷たいんですよ。

川の側に寄るだけで
体感温度が5度くらい下がるのです。

ためしに足を付けたら
めっさめさ、冷たかった。
氷水。

いやー、やっぱ自然でしょう、エネルギーは。


我が家のマルコ、天然水自体が初めてだったんですが
全然、怖がらず
むしろ、攻めの姿勢で
がんがん浸かって行きました。


ここからは犬目線でお届け。

河原にあった水遊び場で、まずちゃぷん。

方や、弟家の犬は拒否。

結構深くまでちゃぷん。

入ったら〜?と誘われ


あいよ、とちゃぷん。

河原にたたずむ、勇ましい一匹と一人。

じゃぶじゃぶ。

あげく、水中でお座り。

暑かったし、気持ちよかったんです。

下半身のボリュームがダウンで、貧乏臭くなった図。


元々、ハンターが撃った水鳥を
泳いでくわえてくる、というために作られた犬なので
もしかしたら、泳ぎも得意なのかも。
て、雑種じゃない想定で話してみましたが。

次回は、プールあるところに行ってみたいと
野望は広がるばかり。

なんやかんやとあったものの
既に次回の旅行のことを
密かに計画してたりして。

やはり憂さ晴らしには
旅行ですな。犬共々。