超昔のニュージーランド。8

さて、私どもが行った頃、
カイコウラの天気はさほど悪くなかったのですが
海が、結構、荒れてました。

でも、海に疎い私たち。
こんなもんなんちゃう?と、とりあえず
アルバトロス(アホウドリ)の観察のため
船に乗る。

ゆ、ゆれる。めっちゃ。


ゆっくり揺れるのではなく、肩をもって揺さぶられるような
ジャブジャブの激しい揺れ。

船酔いとか、そういうレベルじゃなかった。
振り落とされないようにするのに必死。
救命道具も付けてないし。こえーよー。

つってたら、真横をイルカが併走!


野生のイルカなんて初めてみた!感動!


船の柱にしがみつきながら、行くこと数分。
肝心のポイントに到着し、エサをまくと、わさわさ来た!


アルバトロス、でっかくてかわいい!


飛んでいる姿はかっちょいい!


着水はめっちゃ下手だけど、存在感抜群。

しかし、海がジャブジャブで
船長が「温かいコーヒーでも飲むか?」
なんつってくれたけど、いやーーーーむり!
それ飲んだら、私、吐く!
といった塩梅。

もう一組、アメリカ人カップルは
きゃあきゃあ言って、余裕そうであった・・・。

そして、この日の出航は
私たちの船のみで
後の船は、海が荒れてるのですべてキャンセルに。

おーい!実験台!
まあ、無事帰還できたし、イルカも見れたし、良かったけど!


午前中にアルバトロス見学が終わったので
午後、どうすっかね、となって
そういや、ちょっと行ったところに、温泉なかったけ?
と、温泉近辺へドライブすることに。

が!これが、温まるだけという
かるーい気持ちで出たにも関わらず
ものっすごい、ものっすごい、長距離ドライブになってしまい
もう、着かないのかな、、と
不安に駆られる程、何もない道を延々走り
ガスも心配になるし、いやあ、こわかった・・・。

そして、たどり着いたのが、日本人が経営してるっていう
マルイア温泉

なんとも変わったところでした。
所々日本。大浴場ももろ日本。
でも、水着着用で、めっさ、ぬるい。。

さ、さむい・・・。

で、ロビーでホットココアを飲んで温まるという・・・。

でも、ここ、つわり中にテレビで特集されてて
今は女将がめっちゃがんばって改革したらしく
感じが良くなってるらしい。

わ!ここ知ってる!ってなった。
ゲロゲロしながら。

しかも、イングリッシュコッカーを飼っている。
会いたかったぜ、コッカーちゃんたち。

帰り道。ほんと、日本の感覚で走っちゃダメです。
次の目印まで、遠いったら・・・。


夕飯は、またもやタイ料理。
だって、海の幸、おいしいんだもん。




翌日は、午前中からホエールウォッチングに。
受付で

「船酔いは大丈夫ですか?」と聞かれる。

「昨日、あの、あの荒れた海出たけど、大丈夫だったよ。」
と答えたら

「今日も、天気はいいんだけど海がかなり荒れてるから
 酔い止め、飲んでおいてくださいね。」
と、念押し。

まーじかー。

でもまあ、昨日、大丈夫だったしね。

と、船に乗り込みましたよ。
昨日とは打って変わって、でっかい船でした。

昨日はボート、今日はフェリーといったくらいの違い。

で、沖に出たよね。
クジラ見るために。



信じられない位、荒れてたよ。海が。

ジャブジャブじゃなくて
もう、ふわ〜〜〜〜ん、どぶ〜〜〜〜んと
ずっと大揺れ。

平均感覚が、あっという間になくなり
三半規管がくっちゃくちゃに。

き、気持ち悪い・・・。
というか、目が開けていられない・・・。

クジラの写真どころじゃなくて
すべてをダンナにたくし

「あ、いるね。はいはい。。」
と、撮った唯一の写真がこちら。

しっぽ。

いたよ、いましたよ。
親子連れで、ざぶーーーんとしてて
うおーーってなったけど
それどこじゃなかった。

結論。

船、超苦手。

以上。