観劇記録、それも去年の。
もう、いいかなとも思うんだけど
いつかこんなに観にいくこともなくなるであろう
と、いう気もしているので
まあ、観ているうちは、書いておこうかと。
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東京タンバリン『ロマン』@三鷹市芸術文化センター
2011.5.14
一度、下北の劇場での公演は観たことあって
それは、まあまあ、嫌いじゃないかな。
といった感じだったのですが
三鷹が注目となると、この作品はオススメなのか
と思われ再挑戦。
(ここ数年、三鷹のチョイスがハマルので)
チラシは随分男前というか荒々しい感じのイメージできてますが、実際はなんともポップというかかわいらしい話でした。
舞台は大階段になってて
そこを自在に使いながら、物語が進む展開。
作家志望のちょっとダメなどこにでも居そうな男子が主役で
なんとなく色々起こり、それとなく収束していく群像劇。
大きな事件は起こらないけれど
観ていてどうなるんだろ、という引きはあって
なんだかミニシアターの映画的な舞台でした。
終わり方も感じが良くて
役者さんもナチュラルで上手な方々だったので
非常に観やすくて、好きな作品でした。
誰にでもオススメしやすいし
観て損はないと思います。
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東京03『燥ぐ、驕る、暴く。』@草月ホール
2011.5.20
んーーー。
おんもしろかったーー。
キング・オブ・コントの王者たちの中で
ダントツで好きな03なだけに
もう、文句のつけようがない。
03のコントは、ワンアイディアじゃなくて
どんどん展開していく上に
登場人物のキャラがしっかりしていて
その人物の背景まで若干浮かんでくる感じが
すごいと思う。
しかも、どいつもちょっと可愛らしさを
すこーし残したキャラなのがまた。うまいなーと。
お笑いより演劇寄りなのが
感情移入しやすくて個人的にたまらないのかも。
機会があったらまた行きたい。ぜひに。
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城山羊の会プロデュース『メガネ夫妻のイスタンブール旅行記』@こまばアゴラ劇場
2011.5.28
元々は女優の深浦加奈子さんが看板女優的な立ち居地で
人気のあったユニットなのですが
深浦さんが亡くなられ、なんとなく気になってたのです。
その後も人気があって
毎回よくチケットも売れていたので
一回いってみようと観てきました。
ゲストで鈴木浩介さんとハイバイの永井若葉さんが出ていたのも後押しに。
最初はこまば的な、何も起こらない
たんたんとしたオシャレでカワイイ不条理劇かと思ってたのですが
ちょっとぞわっとする
そこそこ事件の起こる
それでいて笑いもある
中々見ごたえのある舞台でした。
思ったより全然面白かった。
イスタンブールは全然出てこないし
全く関係ないのですが(笑)
皆が病んでる感じが、逆に面白くって
こりゃ人気があるわけだ、と納得。
深浦さんが出ているのも観てみたかった。残念。
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唐組『ひやりん児(こ)』@雑司ヶ谷鬼子母神(テント)
2011.5.21
初・唐十郎。
唐組は、昔から自分たちでテントを張って
その中で芝居をするっていう、人々で
イメージとして体育会な熱々な感じがあり
なんとなく避けていたのです。
でも、いや、一回は観た方がいい。
と、周囲に言われ挑戦。
この日は大雨で、もう、待ってる間大変だったのですが
それでもかなりのお客さんが来ていました。
往年のファンも多いみたい。さすが。
いやー。
すごい。
話の内容はすみません
全然わからなかった。笑
でも、なんていうのか
唐さんが凄すぎて笑っちゃった。
かなりいいお年だというのに
笑顔で何回も特大サイズの水を張った水槽にもぐるっていう
体の張り方。
なんなら今現在、倒れているというわけだから
水中で笑う唐さん、
見納めだったのかもやしれません。
あんな、かわゆいおじいさんとは思いませんでした。。
一回は観た方がいい、の意味がわかった。。
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ナイロン100℃『黒い十人の女』@青山円形劇場
2011.5.31
「黒い十人の女」は市川崑監督の映画を観ていて
その映画がかなり面白くって好きだったので
これは観なくては、と行ってきました。
相変わらず、OPがめっちゃオシャレで
衣装もかっちょ良くて
世界観ばっちり。
のらりくらりとしたみのすけさんもピッタリ。
緒川たまき嬢も美しくて。
松永玲子&峯村リエの迫力がめちゃくちゃカッコ良かった。
シーンの切り替え時の動きも、振り付けが小野寺修二さんだけあってダンス要素満載で見ごたえあり。
さすがだなあと、感心しきり。
ただ、映画と少し変えてあって
個人的には、映画が良すぎただけに
比べちゃうと、映画が勝ちかなあ〜という感じも否めず。
まあ、仕方ないですかね。
こればっかりは。
円形のあれだけ間近で
あの世界を観れたのは、つくづく良かったとは思います。