むかーしに観た観劇記録。

もはや鬼も笑えないくらい前に観たやつを
かすかな記憶をたどってメモっておきます。

2011年9月に観たやつ。

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Project Nyx『伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪』スズナ

これは寺島しのぶが出演する上に
弊社で売ったお席が一番前だったので
一回観てみるか!と行ったお芝居。

一言で言うと、ハッピーアングラ劇。
アングラなんだけどやたらめでたい雰囲気。

そこに寺島しのぶがいると、すごい存在感でした。
強いわーしのぶさん。

が、これ、せっかく一番前だったのに
下手こいて、わけわからん席で拝見するはめに。

下北には随分前に着いていたのに
隣のdiscUNIONで油を売っていたら
開演ぎりぎりになり
慌てて劇場に入ったら
「すみません、その席、他の人案内しちゃいました」
と、衝撃の告白をされ、泣く泣く他の席へ。

よくよく見ると、チケットに
五分前に来なかったら、席ないかもよ、的なことが小さい字で書いてある。

字が小さいわ!と八つ当たりしたいものの
自分とこで売ってるやつなだけに、まさに自爆。

はー、まったくね。おかげで楽しさ半減でした。
ばかばか。

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MCR『女がつらいよ』王子小劇場

大好き櫻井さん主催のMCR公演。

どちらかというと櫻井さん個人でやってる
ドリルチョコレートというユニットの方が好みなのですが
こちら主演がドリチョコですごく良かった小椋あずきさんだったので
張り切って行って参りました。

良かった。やっぱりすごく良かった。あずきさん。

客演陣がとにかくツボであった。

ドリチョコで発破しまくってた近藤美月氏
またもや発破しまくっていて、それまた良かった。

お話は、こう、コメディなんだけど些細なドラマがあって
めちゃくちゃな展開があって、テンポがよくて、後味がいい、そんな感じです。

もっと多くの人に観てもらいたいよ。櫻井さんを。
かっちょいいんだよ、ほんとに。

宣伝をもっとうまくやればいいのになあ。

                  1. +

シティボーイズミックスPRESENTS『動かない蟻』世田谷パブリックシアター

シティボーイズにしては、ハードル高めかな?
と、思いつつ観に行ったやつ。

今回、作/演出が天久聖一で、天久さんは好きなんだけど
舞台というのがイメージ沸かなくって。

でも結果、中々面白かったです。

いつものシティボーイズがわからないので
何とも比較は出来ないのですが、これはこれで面白かった。

内容は特にないのですが
ふわっとした世界観で、それでいてコント要素が入ってて
不思議な舞台でした。

良々が俄然面白かった。すごいなあの人は。

                  1. +

柿喰う客『悩殺ハムレット』@シアタートラム

この前の公演「露出狂」がすっごく面白かったので
引き続き観劇。

「露出狂」も出演が全員女子なんですが
今回も女子のみ。キレイどころのみ。

「露出狂」で、以前の作風からかなり変わったな、という印象があったんだけど
なんか確立されてきた感すらある。

テンポ命で立て板に水な台詞をしゃべり倒し
旬なギャグをサラサラ盛り込んで
舞台セットも作り込まないでぶわーーっと話を展開。

個人的には、以前の殺陣とかコントみたいのが入るやつより
今のスタイルの方が俄然好み。

中屋敷くんは、面白いと思ったことをストックして、それを
どんどんコピペするのがすごく得意なんだと思う、みたいなことを
前話していたんですが、ほんとにコピペの天才だと思う。

出演陣のキャラの立ち方は「露出狂」ほどじゃないかなと思ったんですが
シェイクスピアがベースと考えると、すっごく斬新だった。

ただやっぱり、露出狂のキャストは最強だったなと、今でも思ったり。

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ポツドール『おしまいのとき』スズナ

ポツドール

作/演出の三浦大輔氏は、たぶん同級生。
早稲田出身だから、まあ、サークルの時に
すれ違ったりしてるような人なんだろうけど
それにしても、えぐい話を書く人だなー。

救いもなく、破滅していく人をグラグラ煮詰めて描いてく感じ。

役者さんも、あれを毎日やってて
病気にならないかと、人ごとながら心配に。
(ならないならない)

とはいえ、若い頃に書いてたのより
マイルドになったらしいんですが。

面白いっていうか、目が離せない、という舞台で
完全にこっちが参ってる時に観ちゃダメなやつでした。笑

でも外部で作演するやつは、そんなにキツくないです。一応。
個人的に、外部でやるやつはすごく好き。

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東京ヴォードヴィルショー『アパッチ砦の攻防』紀伊國屋ホール

三谷幸喜がヴォードヴィルに書き下ろした
再演に再演を重ねてる作品。

仕事柄、一回は観とかなきゃなーヴォードヴィル。
と、思ってたので、どうせなら三谷作品を、と観に行ってきました。

懐かしい感じのドタバタコメディです。

出演も、B作とか角野卓造じゃねえよ!じゃなくて、本人とか 斉藤清六とか。
清六が出て来たときは、懐かしさMAX!

普通に安心してどなたでも楽しめるお芝居。
ドタバタ感は、三谷さんぽくて観やすいし。

ドリフ世代としては
たまにはこういうのも、悪くないです。

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壁ノ花団『ヤング フォーエバー』王子小劇場

作/演出が水沼健氏。
土田さんと一緒にMONOをやったり
前の会社の先輩とガバメント・オブ・ドッグスという
コントユニットやってる人です。

何気に大学で教鞭取ったりして、すごい方なのですが
佇まいがひょーひょーとしてて
お会いするたび、うっかり笑っちゃう(失礼)水沼さん。

本当は、この作品、去年の春にやる予定だったのですが
地震で中止になっちゃったんですよね。

で、今回、焼き直しして上演に至ったというわけです。

MONOとかと比べると
かなりシュールで不条理劇な感じなのですが
台詞はコトバ遊びのような要素もあって、面白い。

舞台全体の世界感が、お洒落でキレイで、
キャラクターが可愛らしくて滑稽で、大人向けな絵本のようでした。

穏やかで愉快な水沼さんが出ている気がする。

そういえば、隣の席に元食いしん坊万歳が座っていて
変な緊張感に包まれながら観た記憶が。

だって、爆睡すんだもん。もうー。