オザケンさん。
遡る事、22年くらい前ですか。
ラジオで出会った高野寛→フリッパーズギターと夢中になり
勉強そっちのけで、
CD聴きまくり、歌詞カードを熟読し
小さな記事でも見逃さず、音楽雑誌を買いあさってたのは。
あの頃、急に成績が地の果てまで落ちて
親と先生に、もっすごい、やいやい言われたものです。
いっぺんに色々出来ない人はこの頃から・・・。
その後、フリッパーズはあっという間に解散。
小山田氏も小沢氏も
我が道を突き進み、渋谷系のアイコンになり
大人気モノにと変貌。
それから各々のライブには良く行ってたもんですが
まあ、小沢氏に至っては、消息不明気味になり
それから早10年以上。
前回の復活ライブにはまんまと外れたのですが
今回、東京オペラシティのライブに
年始に引き当てた「大吉」効果か
ありがたくも当選したので行ってきました。
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いやー
なんて言うんですか。
行く前の、
もし、おかしなことになっちゃってたらどうしよう的な緊張感。
見ていなさすぎると、妄想が妄想を呼び。
でも、行って良かったっす。
けんちゃんは、
サービス精神旺盛で
育ちの良さがちょいちょいにじみ出る
愉快な大人になっておりました。
昔、高校の先生※の話にちょいちょい出て来た
兄「じゅんちゃん」の小話も聞けたし。
こちらも青春時代を懐古しまくりでした。
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最初に、スカパラの沖さんが出て来て
いちょう並木のセレナーデのオルゴールを回し
プロローグ的なものを朗読。
暗転してけんちゃんが出て来て
うさぎ!の連載してたような日記のような文章を朗読。
ずっと朗読だったりして。
と、ちょっとした緊張感が会場に流れ出したところで
「曲もいっぱいやりますんで。」と。
結果、朗読も曲もてんこもりでした。
やった曲は
「ラブリー」「それはちょっと」「痛快ウキウキ通り」
「愛し愛されて生きるのさ」「「ドアをノックするのは誰だ?」
「東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー」
「Buddy」「今夜はブギー・バック」
など。
あと、新曲もちらほら。
実はシングル、いつかアルバムになるか
と思ってレンタルしただけで買っていなくて
ここにきて、買っておきゃよかったなと、ちょっと後悔。
シングルの曲ばかりやってました。
シングル集、出せばいいのに。
「オナラで月まで行けたらいいな」とかちゃんと聞きたい。
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ストリングス4人、ベースの中村キタロー氏、コーラスの真城さん編成。
ステージのバックにはスクリーンがあって
映像が流れたり、影絵が流れたり。
中々凝っていました。
昔の映像なんかも流れ
会場はかなり沸いていました。
ほとんど見た目変わってないんですが
やっぱ若かった。オザケン氏。
個人的に、遊園地の乗り物にのり
乗り物酔いでへろへろになってる映像を見て
ほんと、ふつーの、ほっそい男の子なんだけどなー
カリスマだよなー
と、一人感慨しきり。
あと、スカパラ青木さんが
いっぱい写ってて
最後の映像締めくくりも青木さんで
けんちゃんも思うとこがあるんだなあ
と、ちょっとジーンとなりました。
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そしてなによりも
一番衝撃だったのは
「今夜はブギー・バック」ですか。
今まで、スチャダラがオザケンパートは録音で流してやる
っていうのは何回か見ていたんですが
この曲の肝のラップ部分、どうすんじゃいと
思うじゃないですか。
浪々と歌い上げましたよ。
あまりに衝撃で
パニック!パニック!パニック!
てなっちゃって、アレンジ全然覚えてないんだけど
どっかのアニかなんかの台詞を
「いいぇーい」的に歌った時
隣にいたエナと顔を見合わせてしまった・・。
それくらいすごかった。
あれが許されるのは、まさにオザケン氏の役得かと。
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しかし、若い頃の刷り込みってすごくて
もう、10年以上も歌ってなかった曲も多々あるのに
イントロ流れると歌えるんですよね。
周囲の皆さんも、完璧。
なんか、おじいさんおばあさんが
舟木一夫とかに嬉々として行く気持ちがわかりました。
私らがおばあさんになったら
オザケンのコンサートに、やっぱり嬉々として行くのかなあ。
オリーブ婆さんとか言われながら。
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何はともあれ
いいもん見ました。
皆がオザケン氏を、今もって好きな理由が
よーくわかった一夜でありました。
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※
オザケン氏の父がうちの大学で教えてたことがあり
その絡みで、高校の先生がオザケン氏の父と仲良くて
幼いじゅんちゃんけんちゃんを、よくスキーに連れてってたんだそう。
その話を、事細かに話して貰っていた高校時代。
授業より俄然熱心だったっていう。
だから下がった成績。
でも、今、少なからず仕事に役立ってるんだから
いいじゃんか!と、開き直りたい。