さらに観たやつ。

また間が空いちゃった。

最近の空き時間は、
観劇か、犬か、の生活で
腰すえてPC前に座ってないのです。

とりあえず、私の心のランキングで上位だった2本。

                                        1. +


『奇ッ怪』世田谷パブリックシアター

作・演出:前川知大
出演:仲村トオル池田成志小松和重山内圭哉/内田 慈/浜田信也/岩本幸子/金子岳憲

コレ観て確信したのが
私は前川さんの作・演出ものが、
どうも一番好きだということ。

性に合うみたいです。

舞台は現実世界なんだけど、
ファンタジーが入ってて
ちょっと滑稽で、おかしな会話もありつつ
物悲しかったりする。

たまりません。

今回のこの作品も、期待通り。

わ!え!そうなの?!
と、最後なるけど、根底に「生きる」ことの
物悲しさ、みたいなエッセンスがあって
ぐわっと掴まれました。

ご時世的に、そういう面が色濃かったのかもしれないけど
やりすぎでもなく
メッセージ性が強いわけでもない
エンターテイメントとして楽しめる
すごい作品でした。

出演者も合ってて良かった。

ああ、もう一回観たい。

                                      1. +


こまつ座『キネマの天地』紀伊国屋サザンシアター
作:井上ひさし
出演:麻美れい、秋山菜津子三田和代
大和田美帆浅野和之木場勝己、古河耕史

初・井上ひさし

最初は古臭く感じるかな、と心配だったんだけど
全くそんなことなく。

観たのが二日目くらいだったせいか
前半、ちょっとカミカミで間延びした感もあったものの
後半の巻き返しはすさまじかったです。

ワンシチュエーションていうのも
役者さんは出ずっぱりで大変でしょうが
観てる側は暗転もなく、非常に楽しめました。

どんでん返しまくりで
そうか、これが井上ひさしマジックか
と、かみ締めながら拝見。

良質なエンターテイメントでした。
やっぱり、浅野さんがすごく好きということを再認識。
あのひょーひょー感がいいんですよねぇ。